What a waste!
もったいない
むだなことをしているのを見たり聞いたりして「もったいない！」と言う場合の英語はWhat a waste!である。Don't leave the water running. What a waste!（水を出しっぱなしにしないで。もったいないじゃない）。このWhat a waste!はIt's a waste.と言うこともできる。前者が「もったいないなあ！」と詠嘆調なのに対し、後者は「もったいない（すぐやめなさい）」と相手を咎めている感じになる。単に「水を出しっぱなしにするのはもったいない」ならIt's a waste to leave the water running.「彼女は彼にはもったいない」とか「このワインは僕にはもったいない」のように「分不相応」の意での「もったいない」もwasteを動詞に使ってbe wasted on someoneのかたちで言える。前者はShe's wasted on him.後者はThat wine would be wasted on me.である。ただし、やや書き言葉的である。口語ではShe's too good for him.とかThat wine is too good for me.あたりが無難であろう。そのほか、物に限ればwould be thrown away on someone（捨てるようなものだ）も場合によって使えよう。A mink coat would be thrown away on me since I have no place to wear it.（私にはミンクのコートなんてもったいないわ。着ていくときがないんですもの）。「もったいないお言葉」といった場合の「もったいない」はgraciousが相当する。graciousの第一義は「上品な」であるが、「（目下の者に）寛大な」とか「ありがたい」の意でも用いる。gracious words of praise（もったいないおほめのお言葉）とかbe gracious enough to 〜（もったいなくも〜してくださる）のように使う。When she visited my gallery, the president's wife was gracious enough to tell me she admired my work.（大統領夫人が私の画廊にいらっしゃったとき、もったいなくも私の作品を素晴らしいと言ってくださいました）。
○アリゾナに１カ月も滞在して、グランドキャニオンに行かなかったなんて、もったいない。You spent one month in Arizona and never went to the Grand Canyon. What a waste!
E-DIC